深夜の暇つぶし

まだ寝たくない夜ってあるよね

4ヶ月ぶり、科白劇 舞台『刀剣乱舞/灯』改変 いくさ世の徒花の記憶

科白劇 舞台『刀剣乱舞/灯』綺伝 いくさ世の徒花 改変 いくさ世の徒花の記憶

 

結構前の話ですが、刀ステ見て参りました。

約4ヶ月ぶりの現場でした、劇場に帰ってこれるまで長かったなぁ。

そしてやっぱりここが私の生きる場所だ・・・と、生きる実感を得ました。

 大楽を無事迎えたので感想を書いていきますね。

 

 

コロナ対策

 

まず会場入るまでにここは検疫場か?ってくらい関門がありました。

手、靴の裏の消毒をして検温、その後自分でチケットのもぎり(電子、紙どちらも)

をしてようやく中に入れました。待機列ももちろん前の人と間隔が空いてます。

 

劇場内の座席は前後左右席が空いてたのでキャパは半分でしょうか。

エーステだと1列10人だったのが、今回の刀ステは間隔を開けて1列5人でした。

座席の列数や、ブロック数は変わらないのに随分と様変わりした印象を受けました。

 

 

さして何よりも静か!!!!開演前のソワソワした会話が全く無い。

でも、刀ステだとその静けさも良い緊張感になってたりしました。

 

さらに一番コロナ対策で驚いたのは、

舞台上で常に役者同士のソーシャルディスタンスが保たれていたことです。

 

今回殺陣も普通にあったから導線を考えるのマジで大変だったと思います、あれは相当計算されてるだろうな。

 

最後はカテコなしで規制退場。最初から最後までものすごくしっかり対策をされていました。

 

 

 

本編全体

考察なんて大それたことはできないので、ここからはただ感想を書いていくだけです!!見たのがわりと前なので、セリフは一言一句あっているわけではありません。おそらく脳内補完されてしまっているところもあるかと思います・・・。

 

今回の改変は綺伝に行く前のプロローグって位置付けでしょうか。

物語の大筋は特命調査の回想録でした。”別の本丸”で行われた慶長熊本への特命調査日記を今の本丸(刀ステの世界)の刀たちが読んで、自分たちの調査と相違点を挙げていくという流れです。

 

とりあえず、一言述べるのであれば

歌仙!!!!!あんたカッコいいよ!!!!!!!!

です。今までは結構「雅じゃないね(呆れ顔)」とかいいながら飄々としているイメージでしたが今回は「文系といえど僕は之定だからね」の歌仙が全開って感じでした。(伝わるこれ?笑)

 

今回は歌仙だからこそ出来た舞台でした、必要とされていたのは歌仙だった。

 

細川忠興ガラシャ

 

互いを強く思うのは愛ゆえなのか、それとも愛し過ぎてしまった故に憎しみに変わってしまったのか。愛と憎しみは紙一重、という言葉を思い出しました。

 

そして真相は誰にも推し量ることはできない。「記憶」とそれに結びつく「想い」は自身の中にあって他の誰のものでもない。忠興と玉の二人へは他人の見解を侵食させるまい、という一種の神聖さも私は感じました。

 

地蔵行平とガラシャ

 

クゥうううううう地蔵くんかわいいね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜^^

とキモオタが全開になるくらいに最高のキャスティングでした。

はぁ・・・・・・・・・ゆづくん・・・・。

 

地蔵行平は本来は倒すべき存在のガラシャ様を庇い続けます。

きっと、刀剣男士である彼には目の前にいるガラシャ様が正史のガラシャ様でないことは気付いていると思います。それでもガラシャ様を助けずにはいられなかった。

 

そんな地蔵くんにガラシャ様はこんな意味合いのことを言ってた覚えがあります、

「刀が背負う物語があるから心が左右される」

でもこれ、人の形という器がなければこんなことはなかったはず。

 

物だった頃には心はなかったのに、刀剣男士になったから昔の記憶を残したまま、審神者の歴史修正を阻止するという命で昔の主人と対峙する場面も出てくる。

そう考えると刀剣男士はとても悲しい存在なのではないかと私は思えてきてしまった。

 

地蔵くんは最後、地に伏せて悔しそうに、「僕の思いもまた徒花だった」と言います。

そのシーンが頭から離れません。

 

「玉様も、そたなの想いも誰も推し量ることはできない、」

と歌仙は地蔵くんのセリフを受けて最後に結びます。

その通りなのです、あくまで私たちも語られる物語を聞いて、見ているだけので正確にその想いを知ることはできません。

 

物が語る故に物語。でもその物語はどんなに大切にしたい記憶であろうとも刀剣男士である限り、時には切り捨てる必要がある物語。

今回の刀ステを見て初めてなんだか悲しいな・・・と思いました。

 

 

時間軸で気になる点

 

これは公演終了後に急いでメモったことなので不確定だし、ただの私の独り言に近いです。

とりあえずメモとしても残しておきます。

 

①今回の刀ステは違う本丸の特命調査の「記憶(記録)」を見ていた、本来の綺伝で語られるのは慈伝?維伝?どこから繋がる本丸での特命調査の話?

 

維伝→改変(日記の中の別の本丸の話)

慈伝→綺伝 って繋がる可能性ある??

 

黒田孝高が持つ違う時間軸の自分の記憶

 

放棄された世界では起点と終点が決まっている同じ一本の線を何度も何度も繰り返しているのに黒田は違う自分の記憶がある→時間軸に歪みが生じている?

 

③三日月が結の目になってしまってループするのはなぜ?

三日月は本当に刀剣男士?本来いるべき時間軸はどこなの?三日月の起点とは??

 

④特命調査で行った、放棄された世界の歴史上の偉人は刀剣男士を認識しており、そしてこの世界のカラクリをわかっている。なぜそれがわかる??そしてなぜそれが刀剣男士側では今まで解明されてこなかった?

 

 

 

 

 

最後に、このような状況の中開催に至るまで本当に大変だったと思います。

でも幕がいざ上がるといつもの刀ステでした。

ソーシャルディスタンスを保つために殺陣もエアーでしたが、みんな本当に上手だった。

エアーの殺陣は人とやるより、完成度を高めるのが難しいと思うのですがそんな心配いりませんでした。

 

そして綺伝を絶対にやってやる、という強い意志も最後の歌仙のセリフから伝わってきました。まさに、「また、いつぞやはじめよう。」と言いたくなった!

 

みなさんお疲れ様でした!!!本当にありがとう!!!

 

 

と、感想を書きつつ公式見たらなんと次回作情報が!

大変なことになりますね!!そのころまでにコロナは滅亡しててください!

 

それではまた!