祈りを込めて、MANKAI STAGE 『A3!』〜WINTER 2020.8〜
MANKAI STAGE 『A3!』〜WINTER 2020.8〜
こんにちは、こんばんは。
まずは、エーステ冬単独11公演本当にお疲れ様でした!千秋楽を迎えられてよかったです。
どんな言葉を使えば自分の気持ちがまとまるかわからないくらい、色んな気持ちが溢れて止まりません…!
まるで出演した俳優かのように想いを綴り、
感想という名のポエムをせっせか書いていこうと思います。
OP
冬組のブランニューはとても綺麗なメロディーでしたね〜!
キラキラ粉雪が舞うかのような入り出しでした。
春単独でこの曲の虜になってから、夏秋とオープニングで既にエモさが高まって泣いてしまうほど涙腺よわよわになったのですが、冬単独も予想通り涙が止まりませんでした。
特にこんな状況じゃあね、泣くに決まってるじゃんかね。
初日は配信で画面越しではありましたが、ブランニューで「私は今エーステ冬単独を見ている…」という実感が湧きました。幕が開いた嬉しさと、これから演目が始まるという楽しみで心が暖かくて涙がこぼれました。
大好きって気持ちがすでにここでカンストした。
今回の歌詞もまた本当に良くて、コロナ禍のことを指しているのかな?と思うような歌詞もあったりと傷付きまくったオタクの心を癒してくれましたね。
あと、個人的大好きな歌詞は「星の降りそうな夜、相合傘をしよう」です。相合傘を!?!?!!しよう!?!!?なぁにそれかわいい!!!星の降りそうな夜って何よ!!!!ロマンチック!!!なにそれ!!!!
ちょっとロマンチックで大人っぽくもありつつ、日常の小さな幸せを大切にする人たちナンバーワンみたいな冬組にその歌詞歌わせるの天才じゃない!?!?
あとね、あとね、
「トラブルさえ味方に楽しさに変えていく」っていう歌詞の時、みんなのダンスがすっごくかわいいから見てほしい…!!クルクルって指を回してパッと手を開く振り付けがかわいい…!!かわいいの!!!
しょっぱなから心の叫びが止まらないオタクでした。
1幕『主人はミステリにご執心』
誉さんの脚が長すぎて終始脚に目がいく回でした。嘘です、それ以外にもちゃんと見てました。笑
こんなにコメディになるか!ってなるくらい前半は畳み掛けるパロディギャグの嵐でしたね。あらゆる探偵ものの作品が出てきたけどあれはギリギリセーフなのだろうか。笑そもそもシトロン、綴、一成っていう名前の並びだけで絶対面白いだろって思ってたけどやっぱり面白かった。
でも、後半はリプライズの演出が光ってサイコ〜〜〜〜〜に気持ちを高められました。
真心ルーペで人の感情を読んでいた旗揚げ公演の時とは違い、なんとか自分で感情を理解しようとする誉さんはとても不器用だけど真っ直ぐな人なんだなと、改めて思わされました。
誉の思考は理解不能〜🎶(トンチキソング再来の瞬間)って歌われてましたが、詞を愛してやまない気持ちにまっすぐなだけでその姿勢自体は演劇バカって言われてる紬と丞となんら変わりはないですよね。(たしかに理解不能な部分もあるけど)
ポエム〜なんて耳慣れない言葉だから変人扱いされるかもしれないけど、飯より芝居だろとか言っちゃう丞もよく考えたら十分変人だよな。笑
紬と密の言葉で自分なりにきちんと他人の感情を理解した誉さんが幸せそうだったので誉さんよかったね、と思わず微笑まずにはいられませんでした。涼星くんとても素晴らしい演技でした。ありがとう。あと千秋楽はちょっとお芝居変えたよね?そんなとこもグッときちゃった。
そして準主演の密。
うえちゃん談ですが密は主演を立てるアプローチ方法として、自ら積極的にいくのは役作りとして違う、と考えたらしく「目」で芝居をすることを意識したそうです。
監督に懐中時計について相談をしている時の表情や「先に言って直らなかったらアリスが悲しむと思ったから…」の部分がとても印象に残ったのですが、意識されていたと知ってさすがだなぁと感服しました。
旗揚げ公演の時に記憶を取り戻しかけた時の目の演技がスッッゴいなぁと思ってたのですがあの時の私間違ってなかったな、と自画自賛しました。
劇中劇
誉さんの脚がなげ〜〜〜〜〜〜〜!?!!!ってわかってても三度見くらいしました。あの服やばくない?脚の長さが際立つ。
ミステリは紬のゲス演技に期待してたんだけど、見事にやり切ってくれましたね安心と信頼の荒牧さん!
あともう一つ荒牧さんの演技に関して感動したシーンがありました。初演で志木による取り調べシーンの時、相馬が貧乏ゆすりをしてたのね、でも別の日配信で見たときはやらなかったのさ。だから、これアドリブなんだ〜!荒牧さんさすが〜って思ってたのよ。
でもね、これ、劇中劇前の稽古場シーンで紬と丞がセリフなしで演技プランを話し合ってるところがあって、その最中に紬が貧乏ゆすりのアクションをして「これどう?」みたいなやりとりをしてるんだよね。
だから、あれは紬の演技プランによるアドリブであり月岡紬が演じる相馬京一が「いる」って思ってブワァァっと鳥肌が立った。旗揚げの時も同じこと思った記憶があるけど改めてこの人すごいって思った。
基本的に総じてみんな良すぎたから細かいところとかあげたら本当にキリない。永遠に語れる気がする。
うえちゃんは劇中劇の役から密に切り替わるの本当にすごい…御影密は植田圭輔だからこそできる役だよ…と心底思ってしまったもんな…。
2幕『真夜中の住人』
真夜中の住人がついに世に放たれてしまう!?!!どうしよう!?!という気持ちになってました。
総評:最高の一言
冬組の微妙な距離感に悩む紬でしたが、皆大人が故にイマイチ踏み込むことができない。見てる私にとっても一番リアルで共感できる話でした。
春夏秋組は人の心に真っ直ぐにぶつかっていける純粋100%みたいな人がいて、その人を歯車にまとまっていく感じだなと思っています。その姿が眩しくて尊くていいなぁと私は心が暖まるわけですが、冬組はちょっと系統が違うよね。
特に今回、一番冬組っぽいなぁと思ったセリフは「それとなく東さんに話してもらえればいいんだけど…」という紬のセリフでした。
「それとなく」うまい具合に事が運んで、穏便にすめばいいなぁという事なかれ主義がなんとなくあったのではないでしょうか。
でもそんな紬を背中を押してくれたのは単独を終えたカンパニーの仲間たち。
特に一成がキーマンになってたのはにぼしで同じような経験をしたからだったのかな。
紬に声をかける前とかけた時に猫の手を作っていたのにグッときてしまいました。そういうところだよエーステ…。
宮崎湧くんが思わずそのシーンで泣いてしまったという話を聞いて、マンパニが繋いできた歴史とバトンが確かにそこにあってそれは中の役者さんにとっても大事だった時間なんだと考えるとエモくて仕方ない。
みんなで一歩を踏み出した冬組が行き着いた先は「運命共同体」というチームのあり方。
確かに他の組よりチームとしてまとまるのは遅かったですが、板の上には暖かく互いに寄り添うような優しい空気を纏う5人がいました。
そういえば、また紬の話になっちゃうけど
秋冬の時より荒牧さんの中に紬の笑顔が馴染んでいたように感じました。
旗揚げの時は過去に囚われて頼りなかった部分っていうのが多く、ぎこちなさもありましたがそれを克服した月岡紬という役者を今回見事に体現していたと思います。
フッと笑う顔がとても自然で柔らかくて、でも芯があって凛とした姿に成長したね…と感動しました。あ"〜〜〜生きててよかったな"〜〜〜〜
劇中劇
こんなん良作に決まってるじゃんね!!!タイトルの演出がまず天才すぎて身震いしたよね。
中でもほんっっっとにかんちゃんの玲央が解釈ど一致すぎて真夜中の住人が劇中劇の中で指折りの大好きな演目になりました。浩太を見つめる玲央の顔やソファーで君の血が飲みたいというシーン、本当に表情一つ一つが芸術作品だった。
あと何がすごいって、稽古シーンの演技と本番の演技がちゃんと違うんだよね。ちゃんと解釈を深めた雪白東が演じる九頭玲央だった。特に「おやすみ、いい夢を」のところ。
丞の演技も旗揚げの時はずーーっとピリピリしてたから今回の気が抜けた明るい役で新しい役どころええやん!と冬組の良さを改めて感じた。
エーステにおける真夜中の住人は浩太と玲央の中には決定的な壁があり、お互い惹かれるのに一緒に居続けることはできない悲しさというものが全面に押し出されていると解釈しました。
アプリの公演ストーリーだと浩太の「馬鹿野郎」には希望の意味が込められているという終わりでしたが、北園さん演じる浩太からは置いてかれた悲しみというのが強く感じられた。
それは前楽までの演技も、大楽のセリフが追加された演技もどちらも同じ印象。
私は今回の雰囲気も好きでした。
だって真夜中の住人という演目が冬組だからこそ出来る演目だし、中の人たちが彼らだからこそできる解釈、演目だから。きっと他のメンバーじゃこの雰囲気は生まれなかったと思う。あとは正体のアレンジが好きすぎて毎回鳥肌立ってました。冬単独ができてよかったなぁ〜
そして最後の海のシーン。
鈍感で不器用な丞全開って感じで初めて丞に愛おしさを感じました。笑
東さんが「丞はかわいいね」っていう意味がオタクにもよぉぉくわかったよおお!!!そしてエンジェルスノーへ繋がる最後の演出も天才すぎたね、あのイントロどこか物悲しいけど心にポッとあったかさを灯してくれる。
紬が真ん中であまりにも幸せそうに笑うから私は泣いちゃうんだ、、、、、
いいなぁエーステって、、、、。
ということで終幕。
ED
ブルスマのことを語る前に一言言わせて、サポート組あなたたち最高だったよ!!!!冬組だけだとやっぱり大人しさがあるんだけど、サポート入ったメンツがなんせお笑い集団だから愉快ですごくいいメリハリがあったと思います。臣くんのカメラ越しに冬組のことを見つめ直すのもなんて素敵な発想だ!?と思いました。まさに「ファインダー越しの絆」!
全く亀田さんも松崎さんも天才すぎるんだよな、、、、。
ブルスマは現地だとコーレスも振り付けも出来ないのが悔しいところでしたが、配信で見る時は騒ぎまくり踊りまくってました。
そして素敵なフォーシーズンのアレンジがありましたね、、、、春夏秋冬ちゃんとバトン繋がったなぁって実感した。あと、あそこの冬パートは
「エンジェルスノー❄️今日が特別な日に変わるように歌うよ」
っていう歌詞なんだけどあまりに良すぎないか????ありがとう君らの歌で今日この日は一生忘れない最高の思い出になるよ(ここまでひと息)って思ったもんね。to bloom...が歌われなかったのが心残りではあるけどまたどこかで歌ってください、、、。
そして秋単独の凱旋公演に続きショーマスも!!
初日と千秋楽は紬が「すべての演劇とエンターテインメントに祈りを込めてこの曲を捧げます。The Show Must Go On!」
という口上を入れてくれたんだけど、もちろん泣いたよね。
カテコでは初日に紬が「この舞台は色んな方の想いが本当にたくさん詰まって出来ています。」という言葉を言っていたのが頭に残ってます。私的にはこの言葉が紬というよりか荒牧さん自身の口から語られているような印象だった。幕が開いて一つの作品をお客さんに届けられたことにひとまず安心しているようにも見えました。あ、荒牧さんのこういう姿珍しいかも、と思ったくらいです。(オタクの勝手な主観)
でもそれくらいの不安やプレッシャーはあったと思います。11公演走り抜けてくれたこと本当に感謝です。
最後に
今回の公演を行うにあたり本当にいろいろなことがイレギュラーで進んだと思います。
役者陣の稽古も通常とは違う形で行われたとうえちゃんが言ってたし、スタッフさんも対策で費用もかかるなか、さまざまな試行錯誤をしてくださった。
そして観客側もチケットを一度すべて手放してより厳しい状況下でのチケ取りをした。行きたい人全員が現地に行けたわけじゃなかった。辛くて大変な思いをした時間がたくさんたくさんあった。
でもそんな難題も乗り越えてくれるし、色んな思いをすべて背負って作品にぶつけてくれてる役者が揃っていたことが本当に本当にありがたかったです。
大楽後にうえちゃんのこのツイート見て電車の中で泣いたもんな。
この作品においてどれだけの方が悲しんで、どれだけの人が笑顔になって
— 植田圭輔 (@uechan_0905) August 22, 2020
どれだけこの作品のことを考えただろう
この先もこのメンバー、エーステを紡ぎあってきたメンバーで前を向き続けるます
いろんなことに向き合いながら、諦めずにこれからも前を向いていきたいと思いました。
関わる全ての人に感謝 pic.twitter.com/STJFMaL1sb
いつ千秋楽になるかわからない中で無事走り抜けてくれたカンパニー一同に本当に拍手!そして現場が次々と消えていく中耐え続けたオタクたちにも拍手!!まじで長くなったけど、つまるところエーステへの愛が溢れて止まらんってこと!!
次はライブ!まだまだどうなるかわからないけど、楽しむ気合いだけは十分!!よっしゃ!!!!!!!
いい加減この辺で終わります。それじゃまた!