なんだかんだ推しのことを考えている
みなさんこんにちは、こんばんは。
そろそろ現場がない生活にも慣れてきた今日此の頃です。
こんな暇な休日にも慣れ、
現場がないとオタクやめてしまうかも〜〜〜
なんて考えがよぎりました。
3月のうちはそれこそ予定が次々と消えていくことに悲しみを感じていましたが、緊急事態宣言が出されて町から人が消えた4月頭には舞台やイベントの中止もやむ終えないと納得できました。今も年内の現場はないとすら思っています。
推しを追っかけるのってある意味ずーっと熱に浮かされているような状態じゃないですか。舞台見て、感動して、興奮してまた次の現場を増やす。そんなサイクルが一度途切れるとふと熱が冷める瞬間があったりします。
私は推しの追っかけ以外にここまで没頭できる趣味がないので、全てのモチベーションがそこに集結しています。推しに会う現場があるから美容院やエステに行くし、新しい洋服やメイク用品を買うし外にも積極的に出かける。推し活が私を人間らしくさせているのだな、実感しました。
しかし、ここでタイトル回収。
確かに見た目に関しては、現場がある時の方が磨かれます。
ただ、精神からオタクなのは簡単に変わらないということも2ヶ月強の自粛生活で学びました。
あ〜〜暇だな〜〜推しに会いたいな〜舞台みたいな〜〜〜なんて考えながら過去の出演作品を見たり、この機会に円盤回収したりしつつ推しの演技を思い出し・・・。
無料一気放送にあやかってTwitterで同界隈のオタクたちと盛り上がったり、
推しの配信を見てひたすらスクショを撮って後日眺めてたら
現場がないのに伝えたいことが出てきてお手紙を書いて送ったり、
アルバムを見て昔の現場を懐古したり・・・。
あれ?私、推しのこと毎日考えてるな??
なんてことに気がつきました。
なんなら舞台見たい欲が高まりすぎて次の現場が無事、開催できた時に思いっきりおかね落とせるようにしようと今まで以上に意気込んでいます。
これは推しを始め、各公式の方々が自粛期間中も色々考えて様々なコンテンツを届けてくれていたからだと思います。
感謝しかない!!!!!オタク、強く生きるね!!!!!!
それではまた!
暇を持て余したオタクの休日
どうもこんにちは、こんばんは!
土日の予定が3月半ばから次々となくなり暇を極めております。
世の中の皆さんの暇つぶし方法が知りたいです。笑
私はA3!、ズ!!、ツイステ、Youtube、U-NEXTをひたすら周回する日々ですよ。
この一日中暇な土日を生かして配信されてる舞台を何本か見たのでその感想を残していきます。気になってはいたけど後回しにしていた作品って結構あるよね。
『K–Lost Small World-』
配信とか言っておいてこれは円盤回収したやつ。
いや〜〜〜良かった、猿比古と美咲の関係性は本当にたまらん。
かつては相棒だったのに、今は敵対関係にいるから昔のように仲良くはしないけど相手のことはずっと気になる存在であり続ける。はぁ…エモ…。
にしても伏見ニキはマジで嫌なやつ、出てくるだけで悪寒がする人で荒牧さんはこんな役もできるんだって驚きました。出てくるだけで嫌な顔される役がしたいって繰り返しインタビューとかで言ってるのはやっぱりニキでハマったからでしょうかね。
終盤のシーンで猿比古がニキにされてきたことを美咲にして「こんな面白いことがあったのか」ってが言い放ったシーンがあまりにも悲しくて胸が潰されそうでした。安西くんも本当に演技が上手い。
そんな激重の本編に反して同時開催のライブパートはどうした!温度差!!
ここでも安西くんはキレッキレのダンスとびっくりするくらい甘い歌声を披露してくださりすごい俳優さんだなと思いました。あと荒牧さんのサービスタイムか?ってくらいハードな殺陣パートがあって当時行けなかったことを悔やんでます。
ミュージカル「忍たま乱太郎」第5弾 ~新たなる敵!~
これいつの舞台よ??2014年?すごい前なのに配信してくれてるのがまず有り難い!!
一年生の乱太郎、きり丸、しんベえは本当に子役の子でとても可愛い。
結構ギャグ要素が多めでシーンが途切れるから、ミュージカル感はあんまり感じられなかったような気がするんだけど戦闘シーンとかは一人一人見せ場がしっかりあって楽しい。
仙蔵の女装は本当に可愛いです、あれを見に通うね。そういえば忍ミュが女装人生(?)の始まりだったのをこのエントリーを書いている最中に知りました。
舞台「文豪とアルケミスト 余計者ノ挽歌」
太宰治が究極に情緒不安定すぎて終始大変そう。ひらりょって半端ない役者さん。
演出が我らの吉谷パパ*1なので間違いなく私の好みに刺さりました。本当にアンサンブルの使い方が綺麗。場面転換も、時間経過の表し方とか場面転換一つとっても色々な場所でモノや人が動いていてどこを見ても飽きないです。
失礼ながら文アルのゲームは全く触れていないのでノー知識で見ましたが、すごく面白くて第2弾も映像を見てみたいし第3弾も現場にいきたいなと思うくらい世界観に引き込まれました。ただ私が日本文学に全く明るくないので、このオカンポジのオダサクってどなた?白樺派とは??と人名と派閥を一致させるのに随分と頭を使いました。笑
とり合えず志賀くんと武者小路がありえん仲良しなのはわかった。
異世界感を存分に感じられた舞台でした。
ミュージカル『薄桜鬼』黎明録
最新作の幕開けに合わせて一挙配信してるんですが、その最新作自体プロジェクト中止になってしまったので本当に心中お察しします…、という感じです。
もう随分シリーズとしては長いですが、私は一回も見たことがなかったので薄ミュといえばヤイサのやつ、くらいの認識でした。一回聞いたら頭から離れなくなる。
ヤイサは1分57秒あたりから始まる曲、
薄ミュのテーマ曲みたいなものらしいです。
まず見て思ったのが、曲いいな・・・好きだな・・・でした。
音楽担当をチェックしたらあの佐橋俊彦さんでフジ版のハンターハンターで育ったオタクとしては大興奮せざるを得なかった。佐橋さんの曲はメロディーが沁みるんだよね…。脚本、演出、作曲も毛利さんで、なぜこれを見逃していたんだ?となるくらい私にはもってこいの作品だということに気がつきました。*2
この黎明録は主人公が男で、薄桜鬼って乙女ゲームじゃなかったっけ?と思いましたが、これはアナザー的なシリーズなのかな?
にしても、殺陣しながらガンガン歌うし、手数が多い!
役者さんたちも殺陣が上手い方ばかりでこれは見応えある作品だなと思ったので他のシリーズも見ようと決意しました。斎藤一編から今見返してます。
MANKAI STAGE『A3! 』~SPRING & SUMMER 2018~
これはもうすでに何回も見てるんですけど、配信開始されたから改めて見ました。
やっぱ良いね!!!!!の一言に尽きます。
冒頭、咲也の「心が震える。期待も不安も興奮も全部飲み込んで〜」ってところからもう胸がいっぱいになります。
シリーズのトップバッターで役者さんたち自身、ものすごい緊張しただろうなとか若手が多いからこそ緊張も増しましだろうなとか、勝手に感情移入しちゃって情緒がおかしくなる。
これは単独の話だけど、カテコの「もしも帰りに寂しくなったら〜」の部分が本当に心からあったかい気持ちになれて大好きなんですよね。カントク兼観客として見てる私も公演中にたくさん泣いて、笑顔になって、叫びたいくらい大好きの思いが溢れて、詰まったいろんな思いをブルスマの「満開!!」が優しく包み込んでくれる気がします。そんな感覚を毎公演感じてます。
エーステに対する感情がデカすぎていつもポエミーになってしまうのはもう仕方ない。笑
3月上旬まではコロナの影響で現場がなくなっていくことが本気で悲しかったのですが、世界中であれよあれよと状況が酷くなっていく様をみて今私のようなパンピーにできることが自粛なのであれば仕方ないな、と割り切ることができました。
強行開催して、集団感染して悪評が出るのも嫌だし、俳優さん、関係者で感染者が出たら今後数年単位で影響が出てくると思うから今は我慢するしかないですね。良い未来のために。
とりあえず関係各所の方々、中止の連絡はなるべく早ください!!前日とかに息の根を止めないで!!
それではまた!!
金木犀の花が咲く頃にまた、MANKAI STAGE A3!〜 AUTUMN 2020〜
MANKAI STAGE A3!〜 AUTUMN 2020〜
こんにちは、こんばんは。いなくなれ!コロナウイルス!
私は現場が生きがいタイプのオタクなので、コロナウイルスのおかげでイベントや現場が次々と消えていき悲しみにくれています。
学生最後の長期休みに目一杯現場入れて楽しむ予定だったのに…。
健康第一だし、騒いでも仕方のないことなので切り替えていこうと頑張っているところです。
舞台も急に千秋楽を迎えてしまったり*1、公演直前に中止が発表される*2など様々な苦しい現状の中、本日の大千秋楽まで走り抜けてくれました。そう、エーステ秋単独。
みなさん本当にお疲れ様でした。
大千秋楽を迎えたのでここからは心置きなく感想を書き散らしていきます!
※ネタバレ要素しかありません!
OP
初っ端からからいい意味で裏切られましたね!!!
ゲネの動画をみてBrand New Worldが春夏とは別物になってて驚きましたが、現地で見たときに低音が響くのが気持ちよすぎて「かっこいいね〜〜〜〜!」としみじみ感じ入った。
5人それぞれがバラバラの方向を向いてポートレイトの時のセリフから始まるのですが、だんだんみんなが中心に集まって万里の熱いセリフでBrand New Worldに突入、秋単独スタートって流れがアツすぎて初日は開始5分くらい泣いてました。
仲間と書いてライバル。そんな秋組が目の前にいた。
一幕『異邦人』
暗転してる中バイクの音だけが響いて始まるのエモくない!?!
秋単独を見て終始思っていたのが、不器用な男たちがあまりにも愛おしいということ。
夏を直前に見てるからこそ、夏だったらハッキリ面と向かって喧嘩して分かり合えるんだろうなって部分も秋組のみんなになるとそうはいかない。
しょーもない喧嘩は四六時中してるのに、大事なことは頭ではわかってても面と向かって言えない感じが愛おしいなって思った。
あとは天馬のリーダー論が素晴らしすぎて成長したなぁ、と涙しそうになりました。
「今回も必死になれよ!」ってあんなに正面から堂々と万里に言えるのは天馬しかいないんだよなぁ、そして「向き合い方に正解なんてない」って言い切って伝えるのも万里には刺さるとおもうんだよね。万里は自分に自信があるからこそ、自分の中で処理しきれない、よくわからない道を進むときにすごく怖くなるんじゃないかな。そこを天馬が単独を終えた経験者として背中を押してくれるのがすごく好き。
もう一つ、臣くんと太一が海に行くシーンの太一の気遣いは天下一品だと思うんです。
きっと誰より秋組にこだわっていて秋組のメンバーのことが大好きな太一だから出来たことだよ~~。「楽しかったことも全部なかったことにしちゃダメっすよ」って、このセリフ前シーンの十座のセリフと含めて考えるとまたエモさが一段階あがる。後ろめたい過去と向き合えずにモヤモヤしてた臣くんは4人それぞれが考える「向き合い方」に助けられて自分を乗り越えられたんだと思いました。
臣くんの「秋組のことが大好きだ」ってセリフ、ゲーム内だと太一とバイクに乗ってるシーンで言ってるんだけど、エーステでは海辺で二人で肩を並べてその想いを分け合ってるのが大変良い、なんだかんだ言って秋組のことが大好きなのはみんな一緒だもんね。
劇中劇『異邦人』
カッコいい~~!秋組の十八番はアクション演劇だって意味がよ~くわかりました。
ゼロがヴォルフのことを想う時の表情や、ドムに諭されている時の表情、赤澤くんの演技力の高さに特に驚かされました。
そして最後のJust for my selfのダンスが激しいのなんの!
臣くんタッパがあるから自分の長い手足動かすだけでも大変そうなのにあんなに早くて激しいダンスを踊れるのすごい、しかもかっっっっこいい。狂狼の強さを見せつけられました。
終演後に那智の両親からの手紙を見て泣く臣くんを他の4人が遠くから見守ってるシーンがすごく好きです。すぐに駆け寄らないで、ちょっと一人にさせてあげてそのあとみんなで駆け寄るけど言葉数は少なくポンと背中を叩いていく姿にすごく秋組っぽさを感じたシーンでした。
二幕『任侠伝・流れ者銀二』
雨の音から始まるのエモい!!!!(二回目)
ヤクザの常識の歌が大変耳に残るし歌いたくなる、質素倹約節制生活に続き天才の歌がまた誕生しましたね。
二幕を表す言葉ってなんだろうと考えていたのですが、支配人の言葉が一番当てはまるなぁと私は思いました。「古市さんはもう1000万の借金取りじゃなくて、立派なウチの劇団員ですからね!」この言葉、すっごく胸に刺さって思わず涙が出ました。
左京さんがいかにマンパニで愛されていて、左京さんがいるマンパニをみんなが愛していること、それが見えた二幕だったかなと。
あとすごい個人的な感想なんですけど、銀泉会の会長が「今日からお前は俺たちの家族だ」って言って左京さんを拾うシーンを見て勝手にめちゃめちゃエモくなってました。
ゲーム内で左京さんが銀泉会の会長に拾ってもらったあと「一番最初に任される仕事が子守りだとは思わなかったがな」って言ってたので家族に背を向けてた左京さんが、組長の息子を託されることで家族の仲間入りをしたのかぁ、と。しかもそれは当時2歳くらいの莇くん…。今回、十座の口から九門の名前が出たのもあり早くルーキーズをステで見たいなとも思いました。
十座の「わかんねえけど、愛ってやつなんじゃねえですか」っていう時の表情がスーパーキュート。難しい顔して、でも全力でぶつかっていく十座がまっすぐで眩しかったです。
劇中劇『任侠伝・流れ者銀二』
これはもう、左京さんの一人勝ち*3で解釈間違い無いです。舞台の上で思う存分ワガママしてました。それに食らいつく秋組のみんなもすごく良かった。
正直、ゲームで見たときは銀二の演目自体にはそれほど惹かれていなかったのですが、めちゃめちゃかっこいいじゃんこの舞台!?!?と大好きになりました。2.5次元化の醍醐味ですね。
やっぱ生身の人間が演じると迫力や言葉の重み、空気が伝わってくる。
憧れていた舞台の真ん中に立って、全身全霊で銀二を演じる左京さんの姿は胸に迫るものがありました。
あと今回は支配人に2回泣かされましたね。雄三さんは確かにあそこに存在していました。
ED
異邦人のエピローグで5人の集合写真を撮らなかった代わりに最後の最後に持ってくる脚本家、亀田さん天才です。みんなの居場所になった秋組、愛おしさしかない。
すっかり臣くんガチ勢になったリョウと迫田の絡みはほっこりするを通り越してやかましかった笑。二人とも可愛い!!
oneXoneを死ぬほど楽しみにしていたオタクなので凱旋を待ちわびていました。
最高でしたね!?!???まさかラップパートから入るなんて思ってなかったから、あまりのかっこよさに興奮して手の震えが止まりませんでした。マジで。
あとは凱旋の途中からコロナウイルスの感染拡大防止のために客降り演出がなくなったのですが、その代わり「The Show Must Go On!」を追加で歌ってくれてもうエーステに感謝の気持ちが溢れて止まりませんでした。
最後の最後まで楽しいを更新してくれる作品に出会えて幸せです。
滝口さんの突然の訃報から始まった秋単独、雄三さんの代役を立てないで演出を変更して続けてくれることになったけどきっと私は舞台上にいないのを見たら泣いてしまうんだろうなって思っていました。けれど、幕が開けてみると雄三さんは確かにそこにいました。居たんです。
ありがとう、私も頑張るね、MANKAIカンパニーのことをずっと見守っててね。って自然と思いました。最後はコロナウイルスの影響でまたもや苦渋の決断に迫られたと思いますが、続行という形をとってくれて本当にありがとうございました。
周りが中止にしてる中続行したのはきっと会社の運営方針的には良くない(ブラックみを感じる)けど、オタク目線では大感謝でした。
大楽後もキャスト、関係者の方や観客の皆様に何事もないことを本気で祈ります。
私も質素倹約節制生活ならぬ、手洗いうがい滅菌生活を心がけます!!!!!!
健康に元気にオタクしていきましょう!!
エモーションが高まりまくる熱い秋をありがとうございました!
いつも以上にポエミーな感想になっちゃった!笑
それではまた!
僕はこの国が嫌いだ。〜舞台『憂国のモリアーティ』〜
舞台『憂国のモリアーティ』大千秋楽おめでとうございました!(何週間前だ?)
感想ブログがなかなか書けずにこんな時期ですよ、もう。
一言で言うと良い舞台でした!本当に!
西田さんが手がける舞台を初めて見たのですが、個人的には好きな系統でした。
3時間超えの舞台でも飽きがこない演出になっていたと思います。
かなり大掛かりな舞台装置が右往左往に動いており、それが3時間の間ほぼ動きっぱなしだったが驚きポイントその1です。
照明もかなり暗めで視界が良くない上に複雑な動線なのが観客席にいてもわかったので、初日はちょっとヒヤヒヤしながら見ていました。
でもアンサンブルさんたちの努力のおかげで狭い空間に奥行きと時間の流れが見事に表現されており同時にとても興奮したのを覚えています。
2.5次元舞台デビューを吉谷光太郎さんで迎えたので舞台装置のアナログさや舞台転換のダンサーさんの使い方、アンサンブルさんの使い方に親近感をちょっと覚えました。あの人の脚本・演出も特徴あるよね。
一幕
一幕は主にモリアーティ陣営のお話でした。モリアーティ家の犯罪コンサルティングとしての腕前を存分に理解できるお話が3本立て続けにあって普通に「長くない?まだ一幕終わらないの!?」と初日は戸惑いましたがまぁウィリアムがカッコいいので堪能タイムがたくさんあったのは良かったです。
犯罪が成功したときすっっごい悪い顔して笑うんですけど、ウィルがニヤリと笑うたび気持ちが高揚してしまい私もおもわずほくそ笑んでました。
あと、アルバート兄さんが本当に本当に好みで最高でした。
常に人が良さそうな笑みを浮かべつつもエグいことをやってのける絶対に敵にしたくないタイプの人間で、犯罪が成立してウィルがニヤリとほくそ笑むとき、一方のアルバートは変わらない笑みを浮かべているのがもう恐ろしくて、、、。こわ、、、、。
常に主導権を握り、背筋が伸びてスマートなアルバート兄さんの立ち振る舞いはモリアーティ伯爵家を代表している人間に相応しいなと演技力に感動しました。
犯罪をこなしていく過程で3人の過去の回想が挟まり、いかにしてモリアーティ家が犯罪コンサルティングとして動いているのか紐解かれていくのですが、私のような原作未履修勢にはそこがちょっと難しいなと感じました。
「あ〜、あのシーンか」という部分がセリフのないワンシーンで流れていくことが多くて脳内補填ができない人にとっては記憶に残りにくい…。
一幕はずっとシリアスなムードが続いていたので重めではあったのですが、だからこそ“3人でジェームズ・モリアーティ”という結束感を超えて、ある種共依存しているような関係性が見えたような気がしました。
二幕
二幕はホームズ陣営を軸にコミカルにお話が展開されていてすごく楽しかったです。
シリアスからの転換も3時間超えを乗り越えるポイントでした。
ホームズ陣営はほんと掛け合いのバランスが良くてみんな可愛かった〜!!
私の中で勝手にハドソンさんっておばさんだと思ってたのですが、この世界では若いお姉さんでとてもチャーミングな人でした笑
北村さん演じるホームズの胸元がえちえち過ぎてビジュ解禁時は腰抜かしてたのですが、生で見てもシャツの胸元開きすぎじゃん…と焦りました。いや〜〜〜顔がいいな〜〜〜〜
メインのお話は原題『ボヘミアの醜聞』になぞった『大英帝国の醜聞』と称したお話でこれは原作者のアイディアの秀逸さにびっくりしました。
プリマドンナとして世界に名を馳せたアイリーン・アドラーが紆余曲折あってジェームズ・ボンドとして生まれ変わりモリアーティ陣営へ加入する話なのですが、
MI6という単語とシャーロック・ホームズという単語と交じり合うのが不思議すぎて
「漫画を読まなきゃ!!!!!!」という気持ちに駆り立てられました。
舞台だけしか見てない私からしても内容がモリモリなのはわかったのですが、ウィルとシャーロックの出会いとかきっかけの部分がもう少し欲しかったなと思いました。
でも、観劇後に良い疲労感を得られる個人的大ヒット舞台でした!現場始めがモリステで良かった〜!と心から思いました。
あと、舞台はナマモノ、ほんとに。
それではまた!
エモさにやられる一月
こんにちは、こんばんは!
年が明けてもう一月も下旬になりました、時が経つのは本当に早いですね。
今月に入って早々に二作品の舞台を観劇しました。
去年は年明けの現場がなくて暇してたので2020年すでに素敵な年になる予感しかしてません。
一つが舞台『憂国のモリアーティ』
二つ目が『MANKAI SATAGE A3! AUTUMN 2020』
です。
どちらもまだ大千秋楽を迎えていないので感想記事は後日改めて書きますが、本当に良い舞台だったのでいち早くシェアハピしたくなりました。
(ネタバレありません! )
モリステでお初西田さん演出だったのですが、私の好みには大ヒットしました。
オリジナルだと4時間くらいの舞台をやると聞いてはいたのですが、今回も3時間くらいあってまぁまぁ長い。内容は面白いから飽きるとかそういうのはないのですが、如何せんお尻と腰が痛い。体力つけないと舞台見続けられないな、と焦った年明けでした。
これからモリステは行く方は無料お試し部分だけでも読んで行くとはるかに内容を理解しやすくなるのでお勧めします。
とにかく舞台観劇後に良い疲労感を得られた面白く、刺激のある気持ちのいい舞台でした。
エーステはずっと前から言ってたように異邦人が一番好きな演目なので期待度200パーぐらいの気持ちで臨んでいきました。
監督のみなさん、ゲネの映像見ました???
Brand New Worldが別物になってて焦りました。笑
さぁぶちかませ!!!!!!!だし、ヤクザの常識を説いてるし、ガラ悪過ぎだろってゲネ見て怯えてたのですが、生で見てもやっぱり治安が悪かったです。笑
各組のカラーが存分に出るのが単独公演の良いところだと思うのですが、今回の単独公演を見て改めて秋組の持つ良い特色をしっかり感じられて大変感動しました。
夏単独の時に感じた熱さ、眩しさ、楽しさとはまた違った秋組が持つ熱を存分に受けて大満足の作品です。
秋単独の私の感想を一言で表すと
エモ・・・・・・・・・・・。
って感じ。笑
だって主題歌がスパイラルエモーションなんですもんね、文字通り私の感情もスパイラルしまくりました。Yuさんは天才だな、とスパエモの動画を見返す日々を過ごしております。エモエモ過ぎてほんと一人で行くと終演後、感情が処理できないです、困った。
多分あれ大楽でキャストみんな演技大爆発するよ、現地じゃないからってライビュも行かんとかもったいないこと言ってらんないくらいすごい公演になる予感がしてるからライビュのチケ取り頑張ろう。
それではまた!
ゆるおたくの2019年
こんにちは、こんばんは。みなさんお元気ですか?
もう2019年が終わりますが、私は全く年末感を感じておりません。
え?本当に2020年迎えるの?こわ…。
それでも確実に時が過ぎた証として使用済みチケットがチケホルにたまっているので、
2019年の現場まとめをしたいと思います!
私は現在、大学4年生で学生最後の年なのですが、学生生活4年間の裏テーマとして
「オタクを最優先事項にして、思う存分オタクをするぞ!」というマイモットーがありました。そんなことを思いつつ早4年、今年にしてようやく満足のいく現場数になったなぁと感じました。
まとめと言いつつもお金の計算とかは怖くてできないので、
何タイトル見れたでしょう?という所に絞って書いていきます。
上半期(1月〜6月)
『トゥーランドット〜廃墟に眠る少年の夢〜』
主演の松田凌くんが素晴らし過ぎた、
年始から舞台のパワーをめちゃめちゃもらえた演目でした。
映画『刀剣乱舞』
映画と舞台だと全然違う〜ヒョエ〜って思った。カメラワークとかやっぱカッコよく抜かれてるとヒュウ〜!って気持ちになるね。
最後のチビ審神者と戯れる刀剣男士たちが可愛過ぎて癒し、癒し。あぁ私もそこに混ぜてくれ…。
MANKAI STAGE『 A3! 』AUTUMN & WINTER 2019
観劇前は、エーステ実際どうなん?と高飛車な態度でいた私ですが、見事な手のひら返しでドハマりしました。毎日入りたいって久々に思った舞台でした。
『機動戦士ガンダム00 -破壊による再生-Re:Build』
ガンダム未履修で行ったのですが、これがマジで面白かった。モビルスーツの演出が目から鱗だったし、ちゃんと舞台上でガンダムとして生きてて戦闘シーンとか熱すぎた。ガンダムマイスターたちみんなカッコよかったな。
恋を読む「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」
恋愛系のお話って映画でも舞台でも普段全く見ないのですが、これ見た時は爆泣きした。原作が人気な理由がよくわかりました。
舞台『銀河鉄道999』
モーツァルト!をはじめ数々のミュージカルで活躍されている中川晃教さんを初めてお目にかかったんだけど、もう、素晴らしいですね。これは出演してた皆さん全員に言えることだけど実力で板の上で立ってる、って感じがヒシヒシとした。
MANKAI STAGE 『A3! 』SPRING2019
就活で心が荒んでた私の支えだった!!
心から楽しくて、切なくて、暖かくて
沢山の気持ちをくれた大切な舞台になりました。
『COCOON月の翳り星ひとつ』
極彩色の舞台って感じがした。末満さん演出の舞台は何度も見てるけど、ここまでTheっていうワールドに飛び込んだのは初めてだったから圧倒されっぱなしでした。
舞台『銀河英雄伝説 Die Neue These ~第二章 それぞれの星~』
革命軍!同盟軍!と敵対関係になって闘う系はわかりやすいから好き。笑
初Zeppだったんだけどパイプ椅子だけがムリすぎた。腰爆発しちゃうかと思った。
下半期(7月〜12月)
舞台『刀剣乱舞』日日の葉よ散るらむ
え~!?私何見に来たんだっけ!?!ってなった。みんなそうだよね?笑
かわいいねぇという感情しか湧いて来なかったのと、まんばちゃんがようやく修行に出て行けるくらいになってよかったって思いました。
男劇団 青山表参道X 第2回公演『ENDLESS REPEATERS –エンドレスリピーターズ–』
西銘くんに感動して帰ってた舞台でした。
MANKAI STAGE 『A3! 』SUMMER 2019
夏~~~!熱い!アツイ!
2幕のスカイ海賊団のお話がアプリで見た時以上に好きになった。本当にみんないい演技をするよ…。素晴らしい…。
舞台『サザエさん』
どういう人選?って思ったけど、予想以上に好きな役でした。笑
すごく大きな経験になったと思うから出演決まってよかったな、って勝手に思ってます!
舞台『GOZEN-狂乱の剣-』
梅津くんの陰陽師がほんっとうによかった~!うっとりしちゃうくらい綺麗だった。あとは東映スーツの本気ね。
『イノサンmusicale』
キャストは本当に素晴らしかった、みなさんの役作りもビジュアルも大好きだった。あとなにより原作に出会えてよかったです。パリ行きはどうなるんでしょうか…。
総括
上半期9タイトル
下半期6タイトル
合計15タイトル!
イベント系は割愛してるので現場数的にはもう少し多いですが、単純計算で月1つ以上何かしら違う舞台を見ていたということになるので私的には満足の2019年でした。
今年成長したことは、チケ戦に対して
メンタルが強くなった。
2019年、私はエーステに出会いかつてない激しいチケ戦に参加することになりました。
大量名義で戦うことを覚え、エーステ刀ステさらに就活と様々な申し込み業務が同時期に重なった時は死ぬかと思ったくらい心が疲弊した。
でも現場に行くと素晴らしい舞台を見せてくれるから
「オタクやめらんねぇな」
と、その都度思うのです。来年もオタク頑張ります。
あとは人の繋がりは大事、本当に。協力してくれる友人達、現場で連番してくれたり、幕間喋ってくれる同担、他担。去年より人の輪が広がった一年でした。本当にありがとう、そしてこれからもよろしくお願いします。
色々な劇場に入って学んだこともまとめておきます。
⚠️個人的な感想です
青年館の2階なら入らない方がマシ。
明治座は幕間が楽しいのでぼっちは寂しい。
ステラのサイドは虚無タイムが発生する。
Zeppは音響やサイドの舞台も広々使えるのはいいがパイプ椅子で腰が死ぬ。
長岡市立劇場はファンサが丁寧。
ヒューリックホールの椅子はフカフカ。
銀劇は遠いがなんだかんだいい劇場。
さて2020年も楽しくオタクしましょうね!
それではまた!
Liberté, Égalité, Fraternité〜イノサンmusicale〜
こんにちは、こんばんは。
イノサンmusicaleを観てきました!
イノサンはフランス革命時代の死刑執行人を主人公にしたお話です。
フランス革命で私が真っ先に思い出すのはヒュージャックマン主演の映画レ・ミゼラブルです。市民側から歴史を考えることが多かったので新しい視点でフランス革命を考えることができた良い機会になりました。
普段、原作を知らない舞台を見るときはあんまり予習をしないタイプなので初日は原作を読まないで行きました。まぁ、史実ものなのかな、と。
そしたらびっくり!初日の感想!
史実ミュージカルかと思ったら現代学園ドラマだった(?)
冒頭の演出からびっくりしました。なんでみんな学生服着てるの?って。笑
むちゃくちゃ規律の厳しい現代の学校でフランス革命について学ぶ、そこでサンソン一家の話をして本編に突入するという流れ。うん、まぁ、導入ということで一旦置いとこうと思いましたが、本編に突入して今何のシーンなのかわからねぇ・・・と置いてけぼりにされるくらい話の進みが早い。
キャストの歌唱力、演技力はとてもよかったのですがなんだかイマイチ心に響くメッセージやドラマがなくて物足りなさを覚えてしまいました。原作を2時間にまとめること自体すごく大変だとは思うのですが、それにしてもストーリの抜粋の仕方がアレなのか掘り下げが中途半端で役の気持ちが臨場感を持って伝わってこなくて、盛り上がりポイントがわからないと感じてしまいました。
個人がアクションするときには必ずなぜそのようにしたか、何を思ったのか、どんな関係性があって過程があるのかそういう背景知識がしっかり欲しいタイプの人間なので流れだけババーっとやられても共感し辛かった。
キャストさんの演技は本当に素晴らしかったんですよ。
そんなこんなで初日はこれに1.3万かぁとモヤモヤした気持ちを抱えて帰路に着いたので、次はちゃんと原作を読んでから行こうと思いイノサンとイノサンRougeを一気読みしました。
そしたら原作がめちゃめちゃ面白い。
もともとフランス史が好きだったし、中でもフランス革命は私の専攻に深く関わりのある分野だったから面白過ぎて一晩で読み終えてしまった。笑
原作を踏まえて見た舞台は初日のイマイチな感想の6割は覆されましたね。
展開がよくわからなかったシーンは原作と答え合わせして脳内補填しながら見てたら気にならなくなった部分が多かったです。
キャストの役のハマり具合も初日と比べて格段に自分の中で納得がいくようになったし、何より「楽し〜〜〜!!」って舞台を観てる途中に思えたからちゃんと原作読んでよかったと心から思いました。
でもやっぱり、脚本に関しては原作を読み終えた後だからこそ余計に、展開が早過ぎ、盛り込み過ぎ、はしょりすぎなのがもったいない!!!!!
原作のメッセージ性やそれぞれの関係性が深くて面白いだけに余計そう感じました。
執行人として一人前になるシャルルだけでもよかったし、シャルルとルイ16世の生涯とか、マリーの自律と市民革命だけとかもっと絞って欲しかった。あの素晴らしいキャストさんたちだったら絶対素敵な舞台を見せてくれるからどこか一つを深く掘り下げて欲しかったなぁ。
結局、脚本以外全部好き。
という感想にまとまりました。笑
*ここからマイナス意見やら何やら好き勝手書いていくから注意!
脚本
*とにかく何だあの冒頭と最後の現代パート!!その時間を本編の話を描くのに割いて!!
*原作と違う話にしたのはなぜ?グリファンの処刑は友であるバチストがやるから意味があるんじゃないの?
*マリーとアランの話があっさいことあっさいこと。
*ド・リュクセとマリーの話はしっかり処刑台で行なって欲しかった!感情に任せてド・リュクセを殺したみたいな話になってるじゃん、違うでしょ。
*シャルルの処刑人として生きていく覚悟を決めた決意の過程をもっと深く描いて欲しかった・・・。
*オリビエの話があまりにも軽くさらっと書かれているから革命が起きること自体の重みがわからん。原作ではそのシーンにものすごいページ数を割いているのに。マリーが市民側に味方した心情変化もわからん。そこが見たいんだ。
*それに伴いジャックの話も足りないから義足のくだりも理解し辛い、何でマリーとそんなにバチバチなんだろう、って。
*貴族側の掘り下げも足りないよ〜〜マリー・アントワネットとかまじでただの頭弱い尻軽女みたいな感じになっている。そうなんだけど、そうじゃないんだよ。
*とにかくカテコで制服着てるのが気に食わん。あの素敵な衣装を見せてくれ。
特に心に残ったキャストの皆様
*ルイ16世ことおおたのもっくん
本当に素晴らしい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!あの衣装を着こなすのもすごいし、歌がうまい。戴冠式のシーンの衣装があまりにも大好き過ぎて永遠にあのシーン観ていたかった。演技もすごく好きで、特にシャルルに特権身分にも納税の義務を負わせることを相談するシーンがよかった。社会がだんだんと王政と貴族の必要性を感じなくなってきたことはルイ16世本人もわかっていただろう。それでも彼は王としてトップにいなければならない。 その中で自分が実現できる「平等」とはなんなのか。貴族側から見た「平等」が垣間見えた。どのシーンも総じて表情がすごくよかった。
*フェルゼンこと鍵本輝さん
顔がいい!!!!!!好き!!!!!!!!!!!(クソでかボイス)
変態だけど好きだ!!!!!!!!!
*マリーこと中島美嘉さん
スタイルがあまりにも良過ぎて、細過ぎて殺陣のシーンとかは剣に振られてた気がしたからそこがちょっと残念だったけど、最初にマリーが「最悪」っていうシーンがねもう最高。片頬釣り上げて「最悪」って言ってたの見てマリーだ!って思った。
*ジャックことあらまっきー
あのビジュアル相当好きで、めったに買わない個ブロ全種類買った。
殺陣が安定してて最高だ!!!!でも形が綺麗過ぎて第三身分の身のこなしには到底思えなかった。笑
歌も上手くなってたし、何より演技が好きだった。あの時代の市民から見るフランス社会の様相が言葉と表情から伝わってきたし、彼が描く理想の未来のフランス社会も男性中心社会の人の考えって感じで女の私はマリー同様嫌気がさしたけど、あのシーンは嫌気がさして正解だよね。それくらいはっきりとしたあの時代背景を組んだ市民としてのものいいだった。
ここに書いてない方達も含めて
キャストの皆様は総じて最高だったよ!
脚本が肌に合わな過ぎて総合的に舞台を観るというよりか、キャスト個人個人の演技を観に行ってたという感覚が強い。笑
虚無、虚無言われてたけど、キャストの演技と衣装を観に行ってると思ってたから私はそこまで虚無を感じなかった。最初と最後の現代パートに関しては、私は嫌なことに対して心の目を閉ざすことができる能力があるので(?)そんなシーンはなかったことにしました。
2019年の舞台納めでもあったのでついつい長々と書いてしまった!
今年の現場まとめもやりたいな〜!
それではまた!